「シンクロニシティ - SYNCHRONICITY -」公式サイト | COMMENTS

映画「シンクロニシティ」について各界のみなさまよりコメントを掲載しています。(敬称略、順不同)

エイミー【absentmindedness / ミュージシャン】
後から。後からいろんな記憶が掻き乱されてアタシ の中ともシンクロした。
胸の内を殺し続けて、ただ穏やかなように淡々と 飄々と生きる。
張り裂けそうな苦しみも嗚咽がでそうなほどの孤独も
温度を無くしてしまえば魅力的にさえ見えるだろう。
「ごっこ」を続けていればやがてそれは「リアル」へと変わっていってしまう。
誰しも弱いから。
簡単に命を終わらせたり始めたりする2人
彼の涙と抱きしめた彼女の双方の意をアタシは未だに見いだせないけれど。
ただはっきりしているのはこの映画に背くことは現実にそむくことになる。
悲しいけれどアタシも「その世代」の若者なんだろう。
終わる一歩手前でエンドロールが流れ出して解答はアタシのなかに委ねられた。
終わる?むしろ始まる。かな。
その愛が真実ならばきっと希望はあると思う。
それもまた「ごっこ」から「リアル」へと成るように。
岩井志麻子【作家】
普通に演じる。普通に撮る。普通に生きる。
普通って実は最も困難で偉大なこと。
普通の輝きが普通にまぶしい映画。
タナカカツキ【マンガ家】
記憶に残る映画!二回観てもおもしろくなかったという点で!
会田誠【現代美術家】
なるほど、前作のシンプルな良さは失われたけど、代わりにパワーアップした部分があるわけですね。
登場人物のダメ人間っぷり(描いてる絵も相当ダメですね!)、それを観客にじっくり見させる、
ほとんど挑発と呼びたいような監督の態度。ラストが絶妙。そこまで観て、かなり考え抜かれ、
強いメッセージもあるシナリオであったことに気づきました。
金子遊【映像作家 /「ベオグラード1999」】
極端に説明を省いた物語でありながら、現代の男女が直面している
独特の実存的な生きづらさを、空気感として繊細に紡いでいる。
手持ちカメラの長まわしを多用しつつも、演出の芯のところでは
感情を押さえこんだ寡黙な演出であり、そこが禍々しくも魅力的だ。
そして、鋭利な刃物が一閃するような唐突な暴力の連鎖。田中情と
いう映画作家は、青山真治の後継を担う人ような作り手かもしれない。
『シンクロニシティ』は、広く一般公開されるべき作品である。
水崎淳平【アニメーション監督/「神風動画」代表】
まずこの映画を観るにあたり、前作を視聴する時とは違う気持ちの高揚感がありました。
とにかく観るのが楽しみだったのです。こう言ってしまうと前作に失礼に聞こえてしまうかも
しれませんが、前作「キリトル」を見てこの監督と作品への取り組みを知ったからなのではと。
監督の映画へのスタンスやスタイルを知り、頭が準備を終えていた状態でのこの2作目は
「とても面白く、引き込まれました」。
この登場人物たちのような恋愛の形は実はごく自然で、ただ現実はストレートな気持ちを出せる
世界ではなく、この映画の一歩手前で終わっている。
なので自分は「シンクロニシティ」の世界は、現実と同じ形をした別世界なのだと解釈しています。
それと技術的な話になってしまいますが、前作からの「長回し」のカメラは引き継いでいるにも関わらず
「長回し」と感じなくなったのは、ワンカット内に収める自然な展開を上手にコントロール出来るように
なったのではないかと感じます。
光の使い方もやわらかくなり、開始10分経たないうちに「あ、すごく上手くなってる!」と声に出てしまいました。
自分は実写映画を撮っているわけでもないのに上から目線ぽくて申し訳ないのですが、
比較論として「すごく上手くなっている」なのです。
これからますます変化していくであろう田中情監督の現在の形「シンクロニシティ」、ぜひチェックしてみて下さい。
湯浅弘章【映画監督,撮影カメラマン】
不器用で孤独な少年と少女の大人になる瞬間を美しく静かに描いている。
これは決して彼らだけの物語ではない。孤独と孤独が重なり合う時、
人は初めて人間らしく生きられるのだと優しく慰めてくれる映画です。
後藤まりこ【ミドリ/ミュージシャン】
僕は、主人公、ヒロイン共に、友達なれません。男性は、こうゆう女性が好きなんやろなー、
ほげー、と、思ったり、思わなかったりしながら、チョコレートをばりばり食べながら。
あまり映画を見ないので、お芝居の、善し悪しがわかりませんが、カメラワーク(?構図?)が、おもしろかったです。
これは、あくまで、主観です。見た人のぶんだけ、真実はあると思います。
僕は、日本人男性特有のロリーターコンプレックス感が描かれている作品だと思います。
見た人のぶんだけ、真実はあると思います。
ホリエアツシ【ストレイテナー,ent/ミュージシャン】
「大切なのに傷付けてしまうのは何故だろう。
傷付けてしまうのに守りたいのは何故だろう。
それでも弱さを見せ合って、温め合って、人は生きていくんだ。」
瀬々敬久【映画監督/「ヘヴンズ ストーリー」】
空気のような映画。冷たく凛として、それでいて鋭利な刃物で切り裂かれ、
空気が二つに割れる瞬間が映っている。卓越した画面構成と人物の動かし方、
でも、それらもどうでもよくなるような気迫がみなぎっている。僕はただ、
その切羽詰った気迫に感動した。
橘ジュン【ルポライター/「VOICES」編集長】
心の声を聞くことなんて、本当は誰もできないのかも知れない。
「別に忘れたいとか気持ち無くしたいとかそんなんぢゃなぃ
どーでもいいし、欲しいからやるだけ言わなきゃ誰も怒らない
嫌わない離れていかない気付かないばれないようにすればいいだけ
悲しむ人、泣く人、いるけど同情でしょ」
私に届いたあなたの声。
〜Another voices〜より
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